こんにちは。
りっくんママです。
先日、手足口病の夏風邪について記載しました。
赤ちゃんや子供がかかる夏風邪は大きく分けて3種類あります。
《手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)》
今回は、この中の【ヘルパンギーナ】についてです。
幸いなことに、りっくんはまだなったことがないので、今後のために情報収集しました。
【ヘルパンギーナ】
《ヘルパンギーナとは》
・発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発しんを主症状とした感染症です。
・他の夏風邪と同様に何回もかかります。
《原因》
・エンテロウイルスであるコクサッキーA群ウイルスの感染
《潜伏期間》
・2~4日
《症状》
・突然 39℃以上の熱が1〜3日続きます。
・のどが赤く腫れて小さな水疱がたくさんできます。
・水疱は2~3日で潰れて痛みも伴います。
・2〜4日で解熱し、7日程度で治癒します。
・喉の痛みから、食事や水分を十分にとれず、脱水になることもあります。
(脱水症状に気を付け、小まめに水分補給してください。)
・合併症としては、熱に伴う熱性けいれんと、稀に髄膜炎や心筋炎が生じることがあります。
《かかりやすい年齢、時期》
・5歳以下 が全体の90%以上を占めます。
・1歳代がもっとも多く、ついで2、3、4歳代の順で、0歳と5歳はほぼ同程度です。
・夏期に流行します。
・毎年5 月頃より増加し始め、7月頃にかけてピーク を形成し、8月頃から減少を始め、9~10月にかけてほとんど見られなくなります。
・例年西から東へと推移します。
《感染経路》
・咳やくしゃみ、つばなどのしぶきによる飛沫感染。
・水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します。(経口・接触感染)
・回復後にも便から2 ~4週間 ウイルスが排出されます。
(オムツ交換後は、手指を石鹸で洗ってください。)
・回復後も口(呼吸器)から1〜2週間 ウイルスが排出されます。
《治療法、対処法》
・ヘルパンギーナに効く薬はありません。
・対症療法となります。
・頭痛やおう吐、発熱が続く場合は主治医に相談が必要です。
・咽頭の痛みを抑えるために鎮痛剤を処方されることがあります。
(鎮痛剤を飲んだ30分後くらいに痛みが和らぐので、その隙に食事をさせると良いです。)
・食事は刺激を避け、柔らかくて飲み込みやすいものにする。
《保育園や幼稚園の登園目安》
・保育園などへの登園の目安は、熱が下がってから1日以上経過していること。
・口腔内の水泡や潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること。